「おしゃれなデザインの家に住みたい!」
「家をおしゃれなデザインにするにはどうすればいいの?」
夢のマイホームを実現するからこそ、デザインにもこだわりたいと考えている方は多いことでしょう。
しかし、なかなかデザインのイメージが湧かずに困っている方もいるはず。理想的なデザインに仕上げた住宅は、住む人の生活を鮮やかに彩ってくれます。
一方、納得のいくデザインにできないと、せっかく家を建てたのに愛着が湧かないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回はおしゃれなデザインの家にするポイントを解説します。おしゃれな家のデザイン例から注意点まで解説するため、参考にしてください。
おしゃれな家のデザイン例4選
おしゃれな家にしたいが、イメージが湧かないという方もいることでしょう。
そこで、おしゃれな家のデザイン例として下記の4つを紹介します。
- シンプルモダン
- ナチュラル
- ブルックリンスタイル
- 和モダン
おしゃれなデザインの家にする参考にしてください。
シンプルモダン
シンプルモダンは、内装そのものの主張が少なく、家具や小物などのインテリアを引き立てやすいデザインです。
直線的に家具を配置することにより、無機質でよりシンプルな空間を演出できます。使い勝手が良く、どんな人にとっても落ち着く内装に仕上げられるでしょう。
しかし、インテリアをうまく活用しなければ、殺風景な印象や野暮ったい印象を与えてしまうこともあるため注意してください。
ナチュラル
ナチュラルは、なるべく余計な加工を施さずに天然素材を活用した、自然の良さを活かすデザインです。
ナチュラルなデザインとすることにより、木の温かみを感じられ、素材本来のぬくもりが生きる空間となります。
家具も自然素材で揃え、ナチュラルテイストのもので統一すると、家全体がやわらかな印象になるでしょう。
天然素材には『無垢材』のような、経年変化と共に色合いや質感の深みが増すパターンもあるのでおすすめです。
ブルックリンスタイル
ブルックリンスタイルとは、ニューヨークにあるブルックリン地区をイメージしたテイストのデザインです。
不均一な色味のアンティークレンガやコンクリート・古材などを使い、ヴィンテージ感を演出します。
無機質感のある素材の中で温かみある古い木材を使ったりと、素材同士の組み合わせ方がポイントとなるスタイルです。
家具には、インダストリアルな照明やレザー・エイジング加工済みのモノなどを使うとテイストにも合い、まとまったデザインとなるでしょう。
和モダン
和モダンは、和の要素がある落ち着いた雰囲気のデザインです。
家全体を和風に仕上げるのではなく、一部の部屋を和室にしたり、壁に和のテイストを盛り込んでみることでも和モダンなデザインとなります。
リビングの一角に畳スペースを設けるのもいいでしょう。
休日に畳で寝そべってゆっくりできたり、小さい子供のいる家庭はお昼寝スペースとして利用できたりと、使い勝手が良いためおすすめです。
家族の性格やライフスタイルに合わせて、和のデザインを取り入れてみましょう。
おしゃれな家デザインにする6つのポイント
ここからは、 おしゃれな家デザインにするポイントを外観・内観に分けて解説します。
以下の内容をもとにデザインしてもらえれば、あなただけのおしゃれな家が手に入るでしょう。
外観
はじめに外観のデザインを決めるポイントとして、下記3つを解説します。
- シルエットをイメージする
- 外壁のカラーは2色程度に抑える
- 窓の配置バランスを考える
それぞれ解説していくため、おしゃれな外観デザインにする参考としてください。
シルエットをイメージする
外観のシルエットは、建物の印象を決める重要なポイントとなるため、事前にイメージを固めておきましょう。
シルエットは、屋根の向きやバルコニーの形などに大きく左右されます。
特に屋根形状は大きく影響するため、スタイリッシュな片流れ屋根・モダンな陸屋根など、イメージに合わせて屋根を選ぶといいでしょう。
あまり奇抜な形としてしまうと、将来的に飽きてしまう恐れがあるため注意してください。
迷ってしまう場合は、実例写真などを見て、理想的なシルエットの参考にすることをおすすめします。
外壁のカラーは2色程度に抑える
外壁のカラーは2色程度に抑えるといいでしょう。
色を使いすぎてしまうと、まとまりのない印象となり、落ち着かない外観となってしまいます。
色を複数使う際は、先にベースとなるカラーを決めてから部分的にアクセントカラーを取り入れ、配色も同系色にまとめることでバランスが良くなります。
また、色を決める際はカラーサンプルと実物のイメージが違わないよう、屋外の自然光のもと、なるべく大きなカラーサンプルで確認しましょう。
窓の配置バランスを考える
窓の大きさや配置する場所によって外観のイメージは大きく変わるため、バランスを考えながら配置しましょう。
一言に窓といっても、大きな掃き出し窓やスタイリッシュな縦横スリット窓など、形状や配置のバリエーションも様々です。
同じ種類の窓でも、形や大きさ・開き方が違うだけでデザイン性に差が出るため、こだわって選びましょう。
バランス良く配置した窓はおしゃれなアクセントとなり、外観のデザインをより魅力的にしてくれます。
内観
次に、内観のデザインを決めるポイントとして下記3つを解説します。
- コンセプトを統一させる
- 素材にこだわる
- 照明を有効活用する
上記を参考に、内観のデザインを考えてみましょう。
コンセプトを統一させる
基本的には、家全体のコンセプトを統一させましょう。
コンセプトが不明確でまとまりがないと、ごちゃごちゃとした統一感のない内観となってしまいます。
そのため、シンプルモダンやナチュラル・ブルックリンスタイルなどコンセプトとなるデザインを決めて、インテリアも統一させましょう。
少し別のテイストを取り入れたい時も、ベースとなるコンセプトは変えずに、細かい部分をアレンジする程度に抑えるのがベストです。
素材にこだわる
内装で大きな面積を占める床・壁・天井の素材を何にするかで、与える印象は大きく違ってきます。
例えば、床を木目調のフローリングにすれば、温かみのある落ち着いた雰囲気となるでしょう。
逆に、コンクリートやフロアタイルの床にすると、無機質感のあるスタイリッシュな雰囲気となります。それぞれの素材にメリット・デメリットもあるため、目指したいコンセプトやライフスタイルに合わせて決められるといいでしょう。
照明を有効活用する
照明は部屋に立体感を出したり、雰囲気を演出するのに便利なため有効的に活用しましょう。
光源を直接見せない間接照明・壁の反射を使うブラケット照明やダウンライトなど、活用する照明によって部屋の雰囲気は大きく変わります。
例えば、ダイニングはダウンライトで室内全体を照らし、テーブルの上にペンダントライトを設置すればレストランのような雰囲気を演出できるでしょう。
他にも、読み書きやパソコン作業をする部屋はしっかりとした明るさを確保して効率化を図るなど、用途に合わせて選ぶのもおすすめです。
上記のように照明を有効活用し、おしゃれな雰囲気を演出してみましょう。
おしゃれな家デザインにする際の注意点
ここまでの解説で、おしゃれな家のデザインについてイメージできたことでしょう。
しかし、デザインにばかり気を取られている訳にはいきません。
ここからは、おしゃれな家のデザインにする注意点として下記3つを解説します。
- 家事動線を考慮する
- 収納スペースを確保する
- 予算に合わせた優先順位を付ける
上記を疎かにしていると、住み心地の悪い家になることもあるでしょう。
家事動線を考慮する
見た目だけに囚われるのではなく、家事動線も考慮しましょう。
家事動線を疎かにしてしまうと、無駄に移動する距離が増えて負担となり、ストレスの原因となります。いくらおしゃれなデザインの家にしても、住み心地が悪ければゆっくりくつろぐこともできません。
そのため、洗濯機・干し場・収納スペースを一箇所に集約させるなど、毎日の家事が楽になるような間取りも目指しましょう。
収納スペースを確保する
おしゃれな家にしたいのであれば、デザインにだけ気を取られるのではなく収納スペースにも気を使いましょう。
収納スペースが不十分だと、モノが散乱してごちゃごちゃした印象となってしまい、せっかくおしゃれにデザインした家も意味がありません。
そのため、モノが散乱していないおしゃれな空間とするためにも、収納スペースの確保は重要です。
壁や床とテイストを合わせた壁面収納を設置すれば、統一感が生まれて部屋のアクセントとしても活用できるでしょう。
予算に合わせた優先順位を付ける
理想的な家を実現するためには、予算に合わせて優先順位を付けましょう。
家のデザインにこだわるあまり、あれもこれもと希望を詰め込んでいくと、どんどん建設費がアップしていくら予算があっても足りません。
気付けば予算オーバーしており、1番取り入れたかった希望が叶わなくなってしまう事もあるでしょう。
そのため「絶対にこれだけは叶えたい」といった優先順位を決めておくことで、仮に理想が全て叶わなくても満足度の高い家が実現できます。
予算オーバーしたとしても、妥協できる部分・削れる部分が見えてくるため、スムーズな対応ができるでしょう。
まとめ
今回は、おしゃれなデザインの家にするポイントを解説しました。
家のデザインは様々あるため、まずは今回解説したおしゃれなデザイン例を参考に、自分の目指したいデザインを見つけてください。
その上で、下記のポイントをもとにデザインしてもらえれば、おしゃれな家が建てられるでしょう。
- シルエットをイメージする
- 外壁のカラーは2色程度に抑える
- 窓の配置バランスを考える
- コンセプトを統一させる
- 素材にこだわる
- 照明を有効活用する
家のデザインは自分だけで考えなくてもいいため、不動産会社に相談しながら決めるのもいいでしょう。
この記事が、あなたの家のデザインを決める力となれたら幸いです。