「おしゃれな外観の家に住みたい!」
「おしゃれな外観にするにはどうしたらいいの?」
夢のマイホームを実現するために、外観のデザインにもこだわりたい方は多いです。
外観にはその家の個性が現れるため、自分だけのおしゃれな外観にしたいはず。とはいえ、おしゃれな外観にするにはどうすればいいのか、分からないことも多いことでしょう。
しかし、ポイントを押さえるだけで、自分だけのおしゃれな外観は実現できます。
そこで、今回はおしゃれな外観の家にするポイントを解説します。家の外観デザイン例から注意点まで解説するため、外観のデザインを決める参考にしてください。
家の外観デザイン例3選
自分だけで外観のデザインを考えるのは難しいことでしょう。
そこで、ここではおしゃれな家の外観デザイン例として下記3つを紹介します。
- ナチュラル
- シンプルモダン
- 和モダン
上記のデザイン例を参考に、マイホームの外観デザインを決める参考にしてください。
ナチュラル
ナチュラルは、自然に調和するやわらかい雰囲気のデザインです。
ホワイトやベージュ系カラーなど淡いカラーをベースに、暖かみのあるイメージが魅力的なデザインとなります。
自然素材を使った家を建てる際に、用いられることが多いです。
シンプルモダン
シンプルモダンは、余計な装飾はせずにスッキリとさせ、凹凸の無い直線的なシルエットが特徴的なデザインです。
直線を基本としつつ、あえて曲線のR壁やモノトーンの外壁でモダンさを演出することもあります。白や黒・グレーなどシンプルな色にすることが多く、1色でデザインされることもあるでしょう。
シンプルなデザインゆえにコストを抑えやすく、将来的にも飽きのこないデザインとなります。
和モダン
和モダンは、昔ながらの和のデザインに近代的な欧風の建築技術やデザインを加えたものです。黒や濃い色といった和を感じさせるカラーや、木の自然な質感を取り入れることが多いでしょう。
屋根は昔ながらの日本瓦を使ったり、格子やルーバーを使用することで、より和の雰囲気が演出できます。
若い世代から年配まで幅広い年齢層に愛されるため、二世帯住宅の外観としても人気なデザインです。
おしゃれな家の外観デザインにする6つのポイント
外観のデザイン例を押さえたところで、ここからは実際におしゃれな外観デザインにする際のポイントを解説します。
おしゃれな外観デザインの家にするポイントは下記の6つです。
- シルエットを決める
- カラーを2色程度に抑える
- 屋根の形を決める
- 窓を効果的に使う
- 外壁の素材にこだわる
- 照明や植栽で雰囲気を演出する
上記のポイントを抑えてデザインしてもらえれば、理想とするおしゃれな外観にできるでしょう。
シルエットを決める
外観のシルエットは、建物の印象を決める重要なポイントとなるため、事前にイメージを固めておきましょう。
四角い家・L字型やコの字型など角が多い家・2階が1階よりせり出ている家など形状は様々あります。
また、目指しているデザインのコンセプトとの統一感も重要です。
例えば、シンプルモダンを目指すのであれば、直線的なキューブシルエットや片流れ屋根などが似合うでしょう。
迷ってしまう場合は、実例写真などを見て、理想的なシルエットの参考にすることをおすすめします。
カラーを2色程度に抑える
カラーは2色程度に抑えると、まとまりのあるデザインとなります。
まずベースとなるカラーを決め、その上で同系色でアクセントを加えると、バランス良くきれいにまとまるでしょう。
暖色のオレンジと寒色のブルーなど相反する系統の色を使ってしまうと、それぞれの色が浮いてしまい、バランスが悪くなるので注意してください。
また、色を決める際はカラーサンプルと実物のイメージが違わないよう、屋外の自然光のもと、なるべく大きなカラーサンプルで確認することをおすすめします。
屋根の形を決める
外観の印象は、屋根の形一つで大きく変わるため、コンセプトに合った屋根を選びましょう。
シンプルモダンの家によく使われる『片流れ屋根』や、和モダンで人気な屋根面を4方向から寄せて支える『寄棟屋根』など、屋根の形は様々です。
また、形だけでなく瓦やガルバリウムなど、使う素材によっても与える印象が変わってきます。そのため、自分の目指したいデザインとマッチして屋根を選ぶようにしましょう。
窓を効果的に使う
配置する窓の大きさや場所によって外観のイメージは大きく変わるため、効果的に活用しましょう。
一言に窓といっても、大きな掃き出し窓やスタイリッシュな縦横スリット窓など、形状や配置のバリエーションも様々です。
同じ種類の窓でも、形や大きさ・開き方が違うだけでデザイン性に差が出るため、バランスを見て選びましょう。
バランス良く配置した窓はおしゃれなアクセントとなり、外観のデザインをより魅力的にしてくれます。
外壁の素材にこだわる
外壁の素材によって雰囲気が大きく変わるため、使う素材にもこだわりましょう。
代表的な素材は、サイディング・外壁タイル・塗り壁の3つです。
サイディングはデザインの幅が広く、木目調や金属調など表現したいデザインに合わせて決められます。
外壁タイルは、見た目の重厚感や高級感があり、土や石を焼き固めることによる独特の風合いが特徴です。
塗り壁は目地がないためすっきりとした外観となり、建物全体に立体的な存在感が生まれます。
上記のように、それぞれの素材に特徴があり、与える印象や機能性にも違いがあるため目指したいデザインに合わせて選びましょう。
照明や植栽で雰囲気を演出する
照明や植栽で外観の表情・雰囲気を演出できるため、有効的に活用しましょう。
照明を活用することで、昼と夜とでは違う雰囲気を楽しめます。エントランスを含めた門周りをライトアップすることで、帰宅する家族を暖かく出迎えてくれるでしょう。
また、植栽では季節の移りを感じられ、植物を育てる楽しさが味わえます。
外観のデザインに合わせて、植える植物を変えることで、おしゃれな外観をより一層引き立てられるでしょう。
おしゃれな家の外観デザインにする際の注意点
ここまでの解説から、おしゃれな外観にするイメージはできたことでしょう。
しかし、デザイン性にばかり気を取られていると、後に後悔してしまうこともあります。
ここからは、おしゃれな家の外観デザインにする際の注意点として下記3つを紹介します。
- 汚れや色褪せも考慮する
- 安全面に気を付ける
- 奇抜なデザインにしすぎない
デザインだけでなく、上記にも気を配りながら外観のプランを考えてください。
汚れや色褪せも考慮する
おしゃれな外観にしたいのであれば、汚れや色褪せも考慮しましょう。
西側の壁の色が濃いと、西日で色褪せが起こる可能性が高いため注意してください。
また、人気のカラーであるホワイトで外壁を塗ると、汚れが目立ちやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
上記のように外壁は時間の経過とともに、汚れや色褪せが発生して劣化していきます。そのため、デザイン性だけでなく外壁の性能や、立地なども考慮に入れて検討してみましょう。
安全面に気を付ける
デザインだけでなく、安全面にも気を付けましょう。
例えば、デザインにこだわり大きな窓を多用してしまうと、耐震性が弱くなり、防犯面も心配です。
逆に、外観の重厚感を出したくて窓の数を減らしていると、採光や通風が悪くなり、快適な暮らしができなくなります。
上記のようにデザインばかりに気を取られていると、住宅において重要な住み心地が悪くなってしまう場合もあるため、注意してください。家族の暮らしを守れるような安全性と、おしゃれなデザインが共存した家づくりを進めていきましょう。
奇抜なデザインにしすぎない
奇抜なデザインにしすぎると、周りの風景から浮いてしまうこともあるため中止しましょう。
自分の家なのだから好きにしても良いのですが、周囲とのバランスがうまくいってこそ、街並みに溶け込むおしゃれな家となります。
また、あまりに奇抜なデザインにすると、その時は良いのですが後々になって飽きてしまうことも考えられるでしょう。
そのため、周りの住宅とのバランスを保ちながら、永く愛し続けられるデザインを検討してください。
まとめ
今回は、おしゃれな外観デザインの家にするポイントを解説しました。
外観デザインのイメージができない方は、まずはおしゃれな外観デザインの事例を見て参考にするところから始めるといいでしょう。
おしゃれな外観デザインの家にするポイントは下記になります。
- シルエットを決める
- カラーを2色程度に抑える
- 屋根の形を決める
- 窓を効果的に使う
- 外壁の素材にこだわる
- 照明や植栽で雰囲気を演出する
上記のポイントを抑えながらデザインしてもらえれば、理想的なおしゃれな外観が実現できるでしょう。
今回解説した注意点も踏まえながら、自分だけの外観を目指してください。