注文住宅は、住まいの外観から内装、間取りまで、全てのデザインを自分の思い通りにできます。最近流行りの平屋や吹き抜けを取り入れた家など、自分のこだわりを実現できることは非常に魅力的だといえるでしょう。
しかし、『家は3回建てないと理想の家にはならない』という言葉があるように、注文住宅を建てて後悔した人がいるのも事実です。特に住まいのデザインは変更しようと思っても簡単に変えることはできません。
数千万円という莫大な金額をかけて建てるからこそ、注文住宅を後悔のない結果にしたいはず。
そこで本記事では、注文住宅のデザインで後悔しやすいポイントや後悔しないための対処法について解説します。事前に後悔しやすいポイントを知っておくことで対策が打てるため、これから注文住宅を建てる方は参考にしてください。
注文住宅のデザインで後悔しやすいポイント6選
さっそく、注文住宅のデザインで後悔しやすいポイントをみていきましょう。今回紹介するのは以下の6つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
壁紙の色や柄がイメージと違った
1つ目の後悔しやすいポイントは、壁紙の色や柄がイメージと違ったということです。住まいの壁紙を選ぶ際には写真や小さなサンプルを見て選ぶことが多く、完成後に想像と違っていたと後悔してしまうことがあります。
壁紙の色や柄を選ぶ際には、できるだけ大きなサンプルを見ることが重要です。また、実際の壁紙の方が、サンプルよりも明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えます。そのため、イメージの明るさよりも一段階ずらして選ぶといいでしょう。
作り付け家具にしたら模様替えができなかった
2つ目の後悔しやすいポイントは、作り付け家具にしたら模様替えができなかったということです。作り付け家具は、地震の際に倒壊のリスクがなかったり、空間を有効活用できるなどのメリットがあります。
しかし、一度取り付けると簡単には撤去できないため注意しましょう。設計プランの段階で何のために使うのか目的を明確にし、本当に必要なのか、どこに設置すべきなのかを念入りに考えることが重要です。
吹き抜けのリビングは空調が効きづらい
3つ目の後悔しやすいポイントは、吹き抜けのリビングは空調が効きづらいということです。吹き抜けは開放感のある空間を実現でき、多くの人気を集めています。
しかし、暖かい空気が上昇してしまうことや大空間であることから空調が効きづらく、住まいの快適性が損なわれる恐れがあるため注意しましょう。シーリングファンを設置したり、ロールカーテンを設置することで対策できます。
また、高気密高断熱の住まいにすれば、おしゃれなデザインと快適性の共存が可能なため意識してみましょう。
外壁を派手にしすぎた
4つ目の後悔しやすいポイントは、外壁を派手にしすぎたということです。外壁は住まいの印象をつくる非常に重要な要素であり、こだわりたいという方も少なくないでしょう。
しかし、周囲の環境と調和を考慮せず、外壁にこだわりを詰め込みすぎると、完成後に周囲から浮いた住まいになる恐れがあります。単体ではよく見えたデザインも、かえってダサいと感じるデザインになってしまうため注意が必要です。
建てた後に後悔しないように、事前に家を建てる予定の街並みをチェックしておきましょう。
スケルトン階段にしたら危なかった
5つ目の後悔しやすいポイントは、スケルトン階段にしたら危なかったということです。スケルトン階段は、住まいのおしゃれなアクセントとして人気を集めています。
吹き抜けに組み合わせれば開放感を出すことができ、モノトーンなLDKに組み合わせればシックな雰囲気を演出できます。しかし、小さなお子さんがいる家庭では、階段に隙間が空いていることから事故につながる恐れがあるため注意が必要です。
本来、家族を守るための家が事故を起こしてしまっては意味がありません。スケルトン階段を検討している方は本当に取り入れるべきなのか、取り入れるのであればしっかりと対策しておきましょう。
屋根の勾配を考えなかった
6つ目の後悔しやすいポイントは、屋根の勾配を考えなかったということです。最近では、勾配天井や片流れ屋根の人気が上昇していることもあり、さまざまな勾配の屋根が増えています。
しかし、勾配を強くしすぎたり、緩やかにしすぎると外観と建物のバランスが悪くなってしまうため注意しましょう。基本的に屋根は高くなりすぎない方が住まいにとって多くのメリットがあるとされています。
一般的な勾配の目安としては2.0寸〜3.5寸ほどです。依頼先の建築会社と相談しながら、屋根と建物のバランスを考慮してプランを立てましょう。
注文住宅のデザインで後悔しない3つの対処法
ここでは、注文住宅のデザインで後悔しないための対処法を紹介します。重要なのは以下の3つです。
それぞれ以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
実績が豊富な会社に依頼する
1つ目の対処法は、実績が豊富な会社に依頼することです。実績が豊富な会社であれば、今までに培ってきた経験を元に後悔しやすいポイントを避けたプランを提案してくれます。
また、顧客が後悔しやすいポイントに対しては代替案を出してくれるため、満足のいく家づくりが可能です。会社選びの際には施工事例などを見て、あなたの理想に近いデザインの会社を3社ほど選定してみましょう。選定した後、3社を比較して依頼する会社を選ぶことがおすすめです。
専門の設計士がいる会社を選ぶ
2つ目の対処法は、専門の設計士がいる会社を選ぶことです。住宅会社によっては設計プランを専門の設計士ではなく、営業担当がつくるところもあります。
しかし、のちに後悔しないデザインの家を実現するには、資格を持つ設計士に設計プランを担当してもらうことが重要です。設計士であれば、後悔しやすいポイントを避けた上で、より洗練されたデザインを提案してくれます。
候補の会社の設計は誰が担当しているのかを事前に確かめておきましょう。
完成見学会やモデルハウス見学に行く
3つ目の対処法は、完成見学会やモデルハウス見学に行くことです。壁紙・外観の色や作り付けの家具、屋根の勾配などはサンプルや写真だけでは判断しづらいところがあります。
そのため、完成見学会やモデルハウス見学に足を運んで実物を見てみることがおすすめです。実物をみることで、のちに想像と違ったという後悔につながることを防げます。
また、完成見学会の場合は実際に顧客が建てた家を見られるため、住宅性能の高さを体感することが可能です。候補の会社の完成見学会には、一度は参加するようにしましょう。
尾張でおすすめの注文住宅会社3選
本記事の最後には、尾張でおすすめの注文住宅会社を紹介します。今回紹介するのは以下の3社です。
それぞれの会社の特徴を解説するため、ぜひ参考にしてください。
ボールズ建築カンパニー
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | ボールズ建築カンパニー株式会社 |
住所 | 愛知県小牧市文津1丁目64-2 |
設立年月日 | 2009年1月 |
1つ目におすすめの会社は、ボールズ建築カンパニーです。ボールズ建築カンパニーは2009年に設立された会社で、愛知県小牧市を中心とした尾張エリアにて家づくりに取り組んでいます。
『こだわりを持たないことへのこだわり』をコンセプトに、顧客の理想を細部まで叶えた住まいを提供していることが特徴です。設計プランの際には、プロの設計士があなたの要望を取り入れた上で+αの家づくりを提案してくれます。
また、柔軟な対応力に定評があり、複数回に及ぶプランの変更や施行中の注文にも快く引き受けてくれるため、あとで後悔することがありません。建てたい家のイメージが曖昧な方でも、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
住友林業
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 住友林業株式会社 |
住所 | 東京都千代田区大手町1丁目3番2号 |
設立年月日 | 1691年創業 |
公式サイト | https://sfc.jp/ie/ |
2つ目におすすめの会社は、住友林業です。住友林業は300年以上の歴史を誇る大手ハウスメーカーであり、全国にて家づくりに取り組んでいます。
設立以来、約34万棟の実績を活かし、独自開発の『BF構法』を採用していることが特徴です。BF構法では、耐震性能や断熱性能、耐久性能、耐火性能の4つの性能を高められます。
耐震性においては実証実験によって高い耐震性が証明されているため、万が一の際でも安心です。また、高断熱によって住まいの電気代を節約し、経済的な暮らしを実現できます。
三昭堂
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社三昭堂 |
住所 | 愛知県一宮市あずら3-9-23 |
設立年月日 | 1928年3月 |
公式サイト | https://www.sansyodo.jp/ |
3つ目におすすめの会社は、三昭堂です。三昭堂は90年を超える歴史を持ち、愛知や岐阜、三重県で家づくりに取り組んでいます。
90年以上、地域密着のサービスを展開することで築いた協力会社とのつながりを活かし、高品質かつ低価格の住まいを提供している会社です。また、自由設計を強みとしており、外観や内装などのプランを顧客が納得するまで何度でも無料で立ててくれます。
アフターサービスも充実しているため、興味のある方は気軽に問い合わせてみましょう。
まとめ
本記事では、注文住宅のデザインで後悔しやすいポイントや後悔しないための対処法について解説しました。後悔しやすいポイントを事前に知っておくことで対策が打てます。本記事で紹介した内容を踏まえて、設計プランを立てるようにしましょう。
注文住宅は多くの人が人生で一度しか経験しないビッグイベントです。また、人生の中で最も大きな買い物のため、後悔に繋がらないように必要な情報をしっかりと入手しておきましょう。
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。