「平屋は2階建てとどう違うの?」
「平屋を建てるうえで注意することは?」
「平屋で人気のデザインを知りたい」
近年、若者を中心に平屋が人気を集めています。平屋の一番の特徴はデザイン性。
スタイリッシュな外観にしつつ、効率的な間取りを実現できます。また、耐震性や耐久性の高さなど、住宅性能も備えているため、平屋にすることで理想の住まいを建てることが可能です。
しかし、そんな平屋にもデメリットがあるのも事実。平屋のデメリットをカバーしつつ、生活スタイルに合わせた平屋を建てるためには、設計士に依頼するのがおすすめです。
そこで本記事では、平屋を設計士と建てた実際のデザインやメリット・デメリット、設計士に平屋を依頼する際の注意点について解説します。
設計士と建てた平屋のデザイン5選
さっそく、設計士と建てた平屋のデザイン5選を紹介します。
それぞれ平屋のデメリットをカバーしながら、家主の生活スタイルに合わせたデザインとなっています。設計士に平屋を依頼する際の参考にしてください。
平屋の二世帯住宅
設計士と建てた平屋のデザイン1つ目は、平屋の二世帯住宅です。
二世帯住宅というと、2~3階建ての家をイメージする方が多いでしょう。こちらの平屋では、共用の玄関を中心に、左右で分離する二世帯住宅になっています。
新築の家でありながら、思い出が詰まった背比べ柱を残したところに、家主と設計士のこだわりを感じます。
縁側のある平屋
設計士と建てた平屋のデザイン2つ目は、縁側のある平屋です。
終の住まいとして建て替えた平屋です。縁側は夫婦団らんの時間はもちろん、子供や孫の帰省でも楽しい時間を過ごせます。
室内はバリアフリーに仕上がっていて、安心して住むことができるデザインです。
趣味の車と暮らす平屋
設計士と建てた平屋のデザイン3つ目は、趣味の車と暮らす平屋です。
分譲地の角地でありながら、車やバイクのメンテナンスができるインナーガレージを確保しています。
キッチンからリビングへの動線や明るさも確保され、家主の趣味を大切にしながら暮らしやすいデザインの平屋です。
水害に強い平屋
設計士と建てた平屋のデザイン4つ目は、水害に強い平屋です。
海岸に近く、過去に床下浸水があった経緯から、建物が地面より1m高くなっています。
船をイメージした傾斜のある壁は、室内空間を広く感じさせます。夜にライトアップされたリビングは、船出をイメージさせるオンリーワンのデザインとなっています。
芝生の屋根がある平屋
設計士と建てた平屋のデザイン5つ目は、芝生の屋根がある平屋です。
芝生の屋根は断熱性に優れているという機能面だけではなく、家族団らんのための大切なスペースとしても使われています。
室内は個室を最小限にし、家族の時間を重視。黒板の壁は子どもも大人もメモや落書きに使え、コミュニケーションの一環にもなります。
平屋のメリットは?
平屋のデザインを紹介しましたが、平屋のメリットは主に5つです。
それぞれ解説します。
家族同士のコミュニケーションがとりやすい
平屋のメリット1つ目は、家族同士のコミュニケーションがとりやすいことです。
平屋は2階建て以上の家と比べて、部屋同士が近く設計されています。物理的に家族の距離が近く、コミュニケーションがとりやすいといえます。
家の出入り時に必ずリビングを通るという間取りも多く、家族の時間を大切にできるのは平屋のメリットです。
家事動線がコンパクトになる
平屋のメリット2つ目は、家事動線がコンパクトになることです。
部屋同士の距離が近いことや、階段の上り下りといった動線を省けるので、家事全般が楽になります。家族で協力しあって家事をしやすくなるメリットもあります。
バリアフリー
平屋のメリット3つ目は、バリアフリーです。子どもが巣立ったあとや、年を重ねて足腰が弱くなると、階段の上り下りやちょっとした段差も気になるもの。
階段がなくフラットな作りの平屋なら、バリアフリーのデザインがかないます。小さな子どもがいる家庭でも、危険が少なく安心して過ごせます。
ライフステージの変化に対応しやすい
平屋のメリット4つ目は、ライフステージの変化に対応しやすいことです。2階建ての家は子どもが自立する前は良いですが、巣立った後の夫婦2人の生活では部屋を持て余す、というケースがあります。
平屋の場合は前述したように、バリアフリーのデザインがかなうため、子どもが小さい頃から巣立ったあとまで、ライフステージの変化に対応しやすいです。
自然災害に強い
平屋のメリット5つ目は、自然災害に強いことです。
平屋はすべての部屋が外につながっています。地震や火事で避難する必要があるとき、どこの部屋からでも外に逃げやすくなります。また、建物の高さがないことから、耐震性や耐風性が高いことも大きなメリットです。
平屋のデメリット
平屋のメリットを解説しましたが、デメリットもあります。
以下で解説します。
広い敷地が必要
平屋のデメリット1つ目は、広い敷地が必要なことです。平屋は2階建てに比べて広い敷地が必要になるため、都市部で土地を探すのは難しく、郊外を中心に土地探しをします。
たとえば家族4人(夫婦2人、子ども2人)で暮らす場合には、35坪前後の平屋が多く、土地は70坪前後と言われています。同じ延べ床面積でも、2階建てよりも平屋のほうが土地の広さが必要となります。
採光性が悪くなりやすい
平屋のデメリット2つ目は、採光性が悪くなりやすいことです。
平屋はすべての部屋がワンフロアにあり、屋根に覆われています。家の中心になるほど日当たりが悪くなるため、中庭や天窓といった対策が必要となります。
防犯性に劣る
平屋のデメリット3つ目は、防犯性に劣ることです。
メリットでも述べたように、平屋はすべての部屋が外につながっています。これはメリットでもありますが、「どの部屋からも室内に侵入できる」という面ではデメリットにもなります。
防犯ガラスやシャッターの設置など、防犯対策をしっかり行うことが大切です。
設計士に平屋を依頼するときの注意点
設計士に平屋を依頼するときには、メリットとデメリットを理解したうえで、以下の3点に注意することが大切です。
それぞれ解説します。
資金計画にゆとりを持つ
設計士に平屋を依頼するときの注意点1つ目は、資金計画にゆとりを持つことです。
設計士と建てる平屋の価格相場は3,000万円~、坪単価は80万円~と言われています。前述したように、平屋の場合は広い土地が必要となるため、土地代や固定資産税などのコストがかかります。
また、設計士に依頼する場合、設計図が完成して見積もりをとるまで工事費が確定しないため、ゆとりのある資金計画が重要です。
実績のある設計士に依頼する
設計士に平屋を依頼するときの注意点2つ目は、実績のある設計士に依頼することです。
平屋のメリットを活かしつつ、デメリットをカバーするのはもちろん、イメージに合ったデザインをかなえてくれる設計士に依頼することが大切です。実績のある設計士なら、家主のさまざまな希望に沿ったデザインをかなえることができます。
複数社を比較する
設計士に平屋を依頼するときの注意点3つ目は、複数社を比較することです。自分のイメージにあったデザインをかなえるためには、複数社を比較して、よりイメージに近い家を設計してくれる設計士を選ぶことが大切です。
ホームページやSNSで情報収集をする、複数社に相談するなど、しっかり比較することをおすすめします。
尾張でおすすめの注文住宅会社3選
最後に、尾張でおすすめの注文住宅会社を紹介します。今回紹介するのは以下の3社です。
家づくりで後悔しないためにも、それぞれの会社の特徴を理解するための参考にしてください。
ボールズ建築カンパニー
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | ボールズ建築カンパニー株式会社 |
住所 | 愛知県小牧市文津1丁目64-2 |
設立年月日 | 2009年1月 |
1つ目におすすめの会社は、ボールズ建築カンパニーです。ボールズ建築カンパニーは2009年に設立された会社で、愛知県小牧市を中心とした尾張エリアで家づくりに取り組んでいます。
『こだわりを持たないことへのこだわり』『家づくりは、幸せづくり』をコンセプトに、顧客の理想を細部までかなえた住まいを提供します。家づくりが大好きなプロの設計士が、初回の打ち合わせから引き渡しまで一貫して担当します。
定期的なアフターサポートも行っており、マイホームを建てたあとも安心です。
住友林業
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 住友林業株式会社 |
住所 | 東京都千代田区大手町1丁目3番2号 |
設立年月日 | 1691年創業 |
公式サイト | https://sfc.jp/ie/ |
2つ目におすすめの会社は、住友林業です。住友林業は300年以上の歴史を誇る大手ハウスメーカーで、全国で家づくりに取り組んでいます。
設立以来、約34万棟の実績を生かし、独自開発の『BF構法』を採用しています。BF構法では耐震性能や断熱性能、耐久性能、耐火性能の4つの性能を高めることができます。
設計段階ではイメージしにくい外観やインテリア、日当たりなど、3DCGを使って確認することができ、設計満足度は97.9%となっています。
三昭堂
項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社三昭堂 |
住所 | 愛知県一宮市あずら3-9-23 |
設立年月日 | 1928年3月 |
公式サイト | https://www.sansyodo.jp/ |
3つ目におすすめの会社は、三昭堂です。三昭堂は90年を超える歴史を持ち、愛知や岐阜、三重で家づくりに取り組んでいます。
90年以上、地域密着のサービスを展開しており、協力会社とのつながりを活かしながら高品質かつ低価格の住まいを提供しています。
無料の会員制クラブやイベントも開催しており、マイホームを建てたあとも長く付き合っていける会社です。
まとめ
本記事では設計士と建てた平屋のデザインやメリット・デメリット、設計士に平屋を依頼するときの注意点について解説しました。平屋のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 家族同士のコミュニケーションがとりやすい
- 家事動線がコンパクトになる
- バリアフリー
- ライフステージの変化に対応しやすい
- 自然災害に強い
デメリット
- 広い敷地が必要
- 採光性が悪くなりやすい
- 防犯性に劣る
また、設計士に平屋を依頼するときの注意点は以下の3点です。
- 資金計画にゆとりを持つ
- 実績のある設計士に依頼する
- 複数社を比較する
生活スタイルや家族の時間を大切にできる平屋の家。平屋の家づくりで後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
本記事があなたのお役に立てますと幸いです。