通気断熱WB工法とは?仕組みや従来の工法との違いも解説!

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「マイホームにWB工法をすすめられた」
「WB工法とはどういうもの?」
「WB工法と従来の工法とは何が違うの?」

マイホームを建てるにあたって、施工会社からWB工法をすすめられたという方もいるでしょう。これまで聞いたことがない方にとっては、WB工法について全く知らないのは当然のこと。

しかしマイホームは一生に一度の大きな買い物のため、WB工法とはどんな工法なのか、しっかりと知ったうえで採用したいものです。

WB工法は、正式には『通気断熱WB工法』と言います。『ダブルブレス』=二重の通気層という意味で、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせると言われています。

本記事では、WB工法について詳しく解説していきます。あわせて、WB工法と従来の工法との違い、WB工法を採用する注意点について解説するため、参考にしてください。

目次

WB工法とは

通気断熱WB工法(以下、WB工法)は、形状記憶合金を使って家の通気を制御する工法です。

形状記憶合金は気温が上がると縮んで、気温が下がると伸びるという性質があります。つまり、夏は縮んで通気口が開き、冬は伸びて通気口が閉まるという仕組みになっています。

この仕組みを利用して外気温と室内の温度差を感知することで、家の通気を制御します。形状記憶合金は以下の3か所に設置されており、室内には手動で開閉する『フローヘルス』があります。

  • 屋根部の『ハットヘルス』
  • 床下の『アンダーヘルス』
  • 壁内部の『バリアヘルス』

形状記憶合金と『フローヘルス』によって、家の通気を制御するのが、WB工法の仕組みです。

WB工法の特徴

WB工法の特徴は以下の3点です。

それぞれ解説します。

一年中快適に過ごせる

WB工法の特徴1つ目は、一年中快適に過ごせることです。前述したように、WB工法とは形状記憶合金を使い、外気温と室内の温度差を感知することで家の通気を制御します。

室内と壁の間には2つの通気層があり、その層の間を空気が循環することで、室内を適切な温度に保ちます。そのため夏は涼しく、冬は暖かいという室内環境を実現可能です。

また快適に過ごすためには、温度だけでなく湿度も重要です。WB工法の家では木材と壁の調湿作用で、一年中適切な湿度を保てます。WB工法とは、適切な温度・湿度を保つことで、一年中快適に過ごせる工法といえます。

健康に過ごせる

WB工法の特徴2つ目は、健康に過ごせることです。WB工法はシックハウス対策工法として、国土交通大臣認定を取得している工法です。

シックハウス症候群とは、建物の壁などに使用されている化学物質などの影響でアレルギー症状が出るものです。高湿度による細菌やカビ・ダニの繁殖も原因のひとつと言われています。

住宅の高気密化・高断熱化などが進み、化学物質による空気汚染が起こりやすくなっているほか、湿度が高いと細菌、カビ、ダニが繁殖しやすくなります。それだけではなく、一般的な石油ストーブやガスストーブからも一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物などの汚染物質が放出されます。たばこの煙にも有害な化学物質が含まれています。シックハウス症候群は、それらが原因で起こる症状です。

引用元:厚生労働省HP

前述したようにWB工法の家は適切な湿度が保たれており、空気が循環しているため有害物質は壁を通して外に排出されています。そのためシックハウス症候群が発生しにくい家となっています。

また、WB工法は室内の湿気が排出されるという仕組みから、においがこもらないという特徴もあります。部屋干しやペットのにおい、焼き肉のにおいといった、生活臭の悩みがありません。子供やペットがいる家庭、花粉の季節や梅雨時期に部屋干しをする時には、においがこもらないメリットは大きいです。

省エネになる

WB工法の特徴3つ目は、省エネになることです。

特徴1つ目でも解説したように、一年中快適な温度・湿度を保つことができるのがWB工法。そのため一年を通して、エアコンや除湿器といった家電を必要以上に使うことがありません。

光熱費がかからず省エネになるのはもちろん、地球環境にも優しい工法といえます。

WB工法と従来の工法との違い

WB工法と従来の工法との違いは、以下の通りです。

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通気断熱WB工法従来の高気密・高断熱工法
断熱性を確保できる断熱性を確保できる
暑い空気が外に排出されるため
気温が上がりすぎない
密閉されているため
暑い空気が室内にこもる
湿気湿気は壁を通して外に排出されるため
適正な湿度に保たれる
密閉されているため湿気が
こもりやすく、結露しやすい
においにおいは空気と一緒に外へ排出されるため
換気しなくてもこもらない
密閉されているためにおいがこもりやすく
24時間換気システムの稼働が必要

高気密・高断熱工法でも冬場の断熱性は確保されていますが、他の夏の気温や湿気・においに関しては通気断熱WB工法のメリットが大きいといえます。

マイホームにどんな工法を採用するかは、しっかりと特徴を知った上で決めることが大切です。

WB工法を採用する際の注意点

前述したようにメリットが大きいWB工法ですが、採用する際には以下の2点に注意してください。

それぞれ解説します。

実績のある会社に依頼する

WB工法を採用する際の注意点1つ目は、実績のある会社に依頼することです。

WB工法は特許を取得している工法であり、ボランタリーチェーンで全国に加盟店があります。WB工法の実績は加盟店によって差があるため、後悔しないためには、実績のある会社を選ぶことが大切です。

いつからWB工法を実施しているのか、実際にWB工法を採用した家が何棟あるのかなど、詳しく実績を聞くことをおすすめします。

複数社を比較する

WB工法を採用する際の注意点2つ目は、複数社を比較することです。

前述したようにWB工法はボランタリーチェーンのため、加盟店が複数あります。施工会社によって、実績だけではなく仕上がりに差が出ることも。

1つの会社だけではなく、複数社の実績を見て比較するようにしましょう。

尾張でおすすめの注文住宅会社3選

最後に、尾張でおすすめの注文住宅会社を紹介します。今回紹介するのは以下の3社です。

家づくりで後悔しないためにも、それぞれの会社の特徴を理解するための参考にしてください。

ボールズ建築カンパニー

出典元:ボールズ建築カンパニー
スクロールできます
項目詳細
会社名ボールズ建築カンパニー株式会社
住所愛知県小牧市文津1丁目64-2
設立年月日2009年1月

1つ目におすすめの会社は、ボールズ建築カンパニーです。ボールズ建築カンパニーは2009年に設立された会社で、愛知県小牧市を中心とした尾張エリアで家づくりに取り組んでいます。

『こだわりを持たないことへのこだわり』をコンセプトに、顧客の理想を細部までかなえた住まいを提供していることが特徴です。設計プランでは、プロの設計士があなたの要望を取り入れたうえでプラスアルファの家づくりを提案してくれます。

初回打ち合わせから引き渡しまで、一人の建築士が一貫して対応します。プランの変更や施工中の注文も快く引き受けるといった、柔軟な対応も。信頼できる建築士とともに、納得のいくマイホームを建てられます。

住友林業

出典元:住友林業
スクロールできます
項目詳細
会社名住友林業株式会社
住所東京都千代田区大手町1丁目3番2号
設立年月日1691年創業
公式サイトhttps://sfc.jp/ie/

2つ目におすすめの会社は、住友林業です。住友林業は300年以上の歴史を誇る大手ハウスメーカーで、全国で家づくりに取り組んでいます。

建築士、インテリアコーディネーターなど、家づくりにかかわる各専門職がプロジェクトチームを作成し、理想の家づくりをサポート。およそ2万人を対象とした調査では、設計満足度97.9%と非常に高い結果が出ています。

三昭堂

出典元:三昭堂
スクロールできます
項目詳細
会社名株式会社三昭堂
住所愛知県一宮市あずら3-9-23
設立年月日1928年3月
公式サイトhttps://www.sansyodo.jp/

3つ目におすすめの会社は、三昭堂です。三昭堂は90年を超える歴史を持ち、愛知や岐阜、三重で家づくりに取り組んでいます。

90年以上、地域密着のサービスを展開しており、協力会社とのつながりをいかしながら高品質かつ低価格の住まいを提供しています。家を建てて終わりではなく、建てた後も安心して暮らせるよう、コストダウンと住宅品質の向上に努めています。

アフターサービスも充実しているため、マイホームを建てたあとも安心です。

まとめ

本記事では通気断熱WB工法とはどのような工法なのか、特徴や従来の工法と比較して解説しました。

WB工法とは形状記憶合金が気温によって伸び縮みする性質を利用し、夏は涼しく・冬は暖かく過ごせる工法です。従来の高気密・高断熱工法と比べて、適正な湿度を保てる・においがこもらないといったメリットもあります。

WB工法はボランタリーチェーンで多くの加盟店が施工しているため、採用する際は以下の2点に注意してください。

  • 実績のある会社に依頼する
  • 複数社を比較する

一生に一度の大きな買い物であるマイホーム。WB工法について理解し、後悔することがないようにしてください。

本記事があなたのお役に立てますと幸いです。

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