ガレージハウスは木造でも建てられる？特徴や実際の施工事例も紹介

「マイホームをガレージハウスにしたい」
「ガレージハウスは木造住宅には難しい？」
「いろんなガレージハウスの事例を見たい」

住宅とガレージが一体になったガレージハウス、一度は憧れたことがある方も多いはず。ガレージハウスは愛車の安全を確保できるのはもちろん、駐車場のコストがかからないメリットもあります。

ガレージハウスは鉄筋コンクリートや鉄骨造のイメージが強いですが、木造住宅のガレージハウスを建てたいという方もいるでしょう。

本記事では木造ガレージハウスの特徴や実際の施工事例、ガレージハウスを木造で建てる際の注意点についても解説しますので、参考にしてください。

ガレージハウスは木造でも建てられる？

ガレージハウスは木造住宅でも建てられます。木造ガレージハウスと、他のガレージハウスの違いについて解説します。

木造のガレージハウス

木造ガレージハウスの大きなメリットは、完成後にも棚を作ったり、物を飾るなどDIYを楽しめることです。ただし、特殊な工法を使わないかぎり、大きな空間を作るためには柱が必要となります。

ガレージ内に自動車やバイク、自転車を置くと、乗り降りや作業スペースを確保しなければなりません。柱があることで、スペースが限られるのは木造ガレージハウスのデメリットといえます。

その他のガレージハウス

木造以外のガレージハウスには、鉄骨造やRC（鉄筋コンクリート）造があります。鉄骨造やRC造の場合、間に柱がない大きな空間を作ることができます。3台以上の自動車を並列で駐車する場合でも、間に柱を建てる必要がありません。

しかし木造住宅のメリットも捨てがたい、という場合には木造とRC造を組み合わせる混構造という選択肢もあります。1階のガレージ部分をRC造、2階以上の居住空間を木造にすることで、理想のガレージハウスをかなえられます。

ガレージハウスの特徴は？

ガレージハウスは、他の家と異なる特徴があります。以下でメリット、デメリットを解説します。

ガレージハウスのメリット

ガレージハウスのメリットは以下の3点です。

• 車の安全が確保できる
• 維持費がかからない
• ガレージスペースを活用できる

それぞれ解説します。

車の安全が確保できる

ガレージハウスのメリット1つ目は、車の安全が確保できることです。愛車を屋根がない駐車場に吹きさらしにしておくと、雨風によってダメージを受け、劣化しやすくなります。

また、自宅から離れたところに駐車していると、車上荒らしやいたずらといった危険性もあります。愛車をガレージに収納することで、大切な愛車の安全を確保できます。

維持費がかからない

ガレージハウスのメリット2つ目は、維持費がかからないことです。愛車を外の駐車場に置いておくと、駐車場代がかかりますし、雨風にさらされて劣化し、メンテナンス代も発生します。

ガレージに収納しておくことで、ランニングコストがかからないのはメリットといえます。

ガレージスペースを活用できる

ガレージハウスのメリット3つ目は、ガレージスペースを活用できることです。ガレージは車を収納することが一番の目的ですが、車を停めていないときには半屋外空間として使えます。

日曜大工の作業スペースや、子供の遊び場にも安心です。

ガレージハウスのデメリット

ガレージハウスにはデメリットもあります。

• 騒音が気になる
• 車庫内に内装制限がある
• 階段の上り下りが増える

以下で解説します。

騒音が気になる

ガレージハウスのデメリット1つ目は、騒音が気になることです。ガレージハウスは1階部分に車庫があり、自動車やバイクの出し入れのためエンジン音やシャッター音が発生します。

特に早朝や深夜に出し入れするような場合には、騒音が気になることも。寝室をガレージから遠いところに設計する、シャッターを取り付けないなど、工夫が必要です。

車庫内に内装制限がある

ガレージハウスのデメリット2つ目は、車庫内に内装制限があることです。ガレージ内は建築基準法「内装制限」の対象となり、使用できる材料に制限があります。そのため、希望のデザインがかなえられない可能性もあります。

また、ガレージ内の設備が不十分だと、結局あまり活用できないという結果になりかねません。設計段階でガレージの活用方法についてよく考えておく必要があります。

階段の上り下りが増える

ガレージハウスのデメリット3つ目は、階段の上り下りが増えることです。ガレージハウスの場合、1階の大半はガレージで占められ、3階建て以上で設計されることが多いです。

その場合はリビングを2階に設置することがほとんどで、結果的に階段の上り下りが増えます。高齢者がいる家庭や、将来的な生活スタイルを考え、バリアフリーについて検討することも大切です。

木造ガレージハウスの施工事例

ガレージハウスの特徴を理解したところで、実際の木造ガレージハウスの施工事例を3つ紹介します。

事例①

1つ目は、2階建ての木造ガレージハウスです。ガレージハウスは、1階部分のほとんどをガレージが占める、という設計が多いです。

こちらのガレージハウスはデッドスペースを活用し、趣味の部屋も確保したガレージハウスとなっています。

事例②

2つ目は、外観デザインが目を引く木造ガレージハウスです。9,135㎜の高さがありますが、耐震構法SE構法で建てられ、耐震等級3を取得した安心のガレージハウスです。

事例③

3つ目は、変形地に建てた愛車3台を収納できる、木造ガレージハウスです。三角形の変形地をうまく利用しながら、鉄骨造なみの広い間口を確保しています。

ガレージハウスを建てる際の注意点

ガレージハウスを建てる際には、以下の2点に注意してください。

• 実績のある会社に依頼する
• 複数社を比較する

それぞれ解説します。

実績のある会社に依頼する

ガレージハウスを建てる際の注意点1つ目は、実績のある会社に依頼することです。ガレージハウスは1階部分を駐車場で占めるため、居住スペースが2階以上となります。

生活スタイルや動線を考えて、より住みやすい設計にすることが大切です。また、ガレージにシャッターをつける、室内からガレージが見えるなど、こだわったガレージハウスを建てたい場合も、いろいろな実績を見ることでより具体的にイメージできます。

複数社を比較する

ガレージハウスを建てる際の注意点2つ目は、複数社を比較することです。ガレージハウスの設計や工法など、施工会社によって特徴が異なります。

自分のイメージにあったガレージハウスを建てるためには、複数社を比較して、理想のガレージハウスを設計できる会社に依頼することが重要です。ガレージハウスを建ててから後悔しないためには、少なくとも3社以上は比較しましょう。

尾張でおすすめの注文住宅会社3選

最後に、尾張でおすすめの注文住宅会社を紹介します。今回紹介するのは以下の3社です。

• ボールズ建築カンパニー
• 住友林業
• 三昭堂

家づくりで後悔しないためにも、それぞれの会社の特徴を理解するための参考にしてください。

ボールズ建築カンパニー

1つ目におすすめの会社は、ボールズ建築カンパニーです。ボールズ建築カンパニーは2009年に設立された会社で、愛知県小牧市を中心とした尾張エリアで家づくりに取り組んでいます。

『こだわりを持たないことへのこだわり』をコンセプトに、顧客の理想を細部までかなえた住まいを提供していることが特徴です。設計プランでは、プロの設計士があなたの要望を取り入れたうえで、プラスアルファの家づくりを提案してくれます。

また、初回打ち合わせから引き渡しまで、一人の建築士が一貫して担当し、プランの変更や施工中の注文に対しても柔軟に対応します。信頼できる建築士と一緒に、納得のいくマイホームを建てることが可能です。

住友林業

2つ目におすすめの会社は、住友林業です。住友林業は300年以上の歴史を誇る大手ハウスメーカーで、全国で家づくりに取り組んでいます。

建築士、インテリアコーディネーターなど、家づくりにかかわる各専門職がプロジェクトチームを作成し、理想の家づくりをサポート。およそ2万人を対象とした調査では、設計満足度97.9％と非常に高い結果が出ています。

全国規模の施工会社のため実績も多く、お客様の希望に沿った住まいを提案します。

三昭堂

3つ目におすすめの会社は、三昭堂です。三昭堂は90年を超える歴史を持ち、愛知や岐阜、三重で家づくりに取り組んでいます。

創業以来、地域密着のサービスを展開しており、高品質かつ低価格の住まいを提供しています。家を建てた後も安心して暮らせるよう、コストダウンと住宅品質の向上に努めています。

アフターサービスも充実しているため、マイホームを建てたあとも安心です。

まとめ

本記事では木造ガレージハウスの特徴や実際の施工事例を紹介しました。木造ガレージハウスは鉄骨造やRC（鉄筋コンクリート）造と比べて、柱のない大きな空間を作ることはできませんが、完成後も棚を作るなどのDIYを楽しむことができます。

ガレージハウスの特徴は以下の通りです。

メリット

• 車の安全が確保できる
• 維持費がかからない
• ガレージスペースを活用できる

デメリット

• 騒音が気になる
• 車庫内に内装制限がある
• 階段の上り下りが増える

また木造ガレージハウスを建てる際には、以下の2点に注意してください。

• 実績のある会社に依頼する
• 複数社を比較する

木造ガレージハウスを検討する際には、紹介した実際の施工事例も参考にしてください。本記事があなたのお役に立てますと幸いです。